最終電車に乗って、-風 is I?-
本当はスト単独を先に書くつもりだったんですけど…毎年最高の夏を更新してくる風磨くんのソロコンに行ってきた話をします。歌詞のピックアップ多め。なお、ナレーションは言い回し変えていたり余計な言葉足したりしてるかもしれないです…
風 is I?
ピッ…ピッ…ピーーーー…
10年前の今日、12歳だった俺は死んだ。8月に入ってすぐだった。やりたいことがいっぱいあった。女の子に触れたかった。キスもハグもしたことがない。ましてや手を繋いだことすらない。ビキニ見たかったな。サイズは…この際…(咳きこむ)
愚痴ばかり言っていた後悔だらけの僕に1日だけ与えられた。12歳ではなくて、22歳の姿で。許されるのは1日。タイムリミットは真夜中。やりたいこと、全部やってやる。
恐らく最初のナレーションは12歳の風磨、途中から22歳の風磨のナレーションが重なってやがて22歳の風磨の声に。
【but...】
ふわふわと風磨くんがこの世界に戻ってくるようにステージにいるんだよね…。
【LOVE CHASE〜東京ドライブ】
戻ってきた風磨くんが恋愛してるんですよ…Tokyo Sinfoniettaのレーザーめちゃくちゃ綺麗だった。
夜景の見えるようなBARをバックにジェシーのナレーション。
あいつが死んでから10年経った。あれから6人は噛み合わなくなった。
…あいつに会いたいな。
(着信画面)What's up?
え?今から?お前はいつも急すぎるんだよ
…うしろ?
【SHAKE】
きょう会わない?ってキミの電話
ボクも今そう思っていた
テレパシーみたいでウレしい
Aメロの歌詞がさっきの電話にぴったりで…天才。
【夢でいいから】
キターーーー!
本気かな? そうたぶん 気まぐれ
嘘でもいい もう時間が無い
1サビのラストの歌詞は「夢でもいいから」だけど、最後のサビ入りは「夢じゃない」って確信になるのいいよね。
本当に1日与えられたんだと確信する瞬間。
【Tipsy love】
If I said do need me would you say Ye-oh
もし「俺のこと必要?」って聞いたら「イエス」と言ってくれる ?
Is this real or are we drinking the love
これは現実?それとも俺らが愛に酔ってるの?
【My Life】
目が合って刹那に感じた、君以外もういない…。
ちょっと韻踏んだっぽいところが好きだなと思って公演後に歌詞確認したら「shots of tequilaが効いてきた?よろめく君がまた聞いてきた」で死んだ。天才か。
【愛ing〜SUMMARY】
2016年の夏を鮮やかに彩った アイツが今年も戻ってくる!全米が震撼…したらいいねぇ(野太い声)
今回の設定からすると2016年は風磨くんはいないはずだけど、これも文化祭みたいな場で仲間とこういうことしたかったっていう叶えたいことだったのかな?って解釈した。あと実際青春時代を共に過ごしてきたからこそ今回のストーリーにもめちゃくちゃ沿っている感じがしてよかった。
【MC】
なんか修学旅行の部屋を覗いてるみたいな感覚だった。ワードウルフやって。罰ゲームやって。でも夢も語って。「SexyZoneで売れなきゃいけないし、SixTONESもSixTONESで売れなきゃいけないもんね」って風磨くんが言ってくれたの、すごく嬉しかった。
【rouge〜…more】
どんな罰も受ける、と白いシーツの海へ落ちて行って。だけど、何度も抱きしめて心にあなただけと誓う。いつか同じ道を並んで歩くことを誓う。
これは夢じゃない、あいつは戻ってきたんだ。10年前か…車で出掛けようとか、憧れたな。海に行こうって。ムキになって喧嘩したら風磨がみんなを止めて…なかったな。海に行くのを楽しみにしていた。まぁ、叶わなかったけど。いや、叶わないと思っていた。
【Over flow】
みんなで海に行きたかったという願いが叶った。うれしい。念願の海ではしゃぐみんなが楽しそうで。
止まる事はできない 加速する日々と
君と出会ったこの季節を胸に抱いて…
君と出会った〜、は風磨くんだけが歌っていて。風磨くんはSixTONESと出会った季節を胸に抱くんよ、、、。
【My Lovin' Season】
波の音も 焼けた砂も
アルバムに残らない君の声も
何もかもが愛しいから
最後の一秒まで笑っていたいな
思い出にはまだしない My Lovin' Season
海に行ったあとのこれ。波の音思い出す。
地平線 その先 新たな季節へ それぞれ
風磨はSexy Zoneとして。6人はSixTONES として。
波の音も 焼けた砂も
アルバムに残らないから素敵なんだ
君の声はこのままずっと
聞いていたい 笑っていたいな
思い出にはしたくない My Lovin' Season
1サビは「思い出にはまだしない」なのに最後「思い出にはしたくない」なの。
海に行きたいという願いは叶ったけれど同時に別れが近づいてて。
恐らくヒグラシ、夏の夕方によく聞く虫の鳴き声。ってことはこの時点で夕方。こうやって今いる時間が分かるのがすごい。
ピッ…ピッ…って心電音がまた鳴り出す。
もう時間がない…ちょっと待ってくれ。
やっとわかったんだ。後悔してること、やりたいことは山ほどあるけれど、それは一人で叶えても仕方ない。そもそも一人では叶えられない。本音を言うとあとちょっとみんなで遊びたい。自分を守ってくれた家族に恩返しがしたい。でも、もう時間は戻らない。
だから最後にあいつらに伝えたいことがある。何を?わからないけどとにかく伝えたいんだ。おい、まだいけるよな?あとひと踏ん張り、やってやるよ。
【It's going down】
レーザーがまるで風磨くんの命を表すみたいに見えた。心電図のようで、巡る血そのもののようだった。
【喜びの歌】
愛してる 愛してる それ以外 見つからない
愛してる 愛してる 行先は どこでもいい
生きてる ただそれだけで 君と走って行こう
愛してる 愛してる 君がいる 素晴らしすぎる
生きている、君がいる。それだけでいいっていうのがひしひしと伝わってくる歌詞。命を削ってる感じがして好き。
僕らの街で君と待つ列車
着くな終点 君と終点 名前呼び手取る発車寸前
このあと、最終電車に乗るんですよね……。いや、、もうさぁ、、着くな終点。
【20-Tw/Nty-】
それでも最後はやっぱり周りに感謝を伝えるのが風磨くんなんだよな…。ありがとう、愛してるよって。
風磨くん挨拶(ニュアンス抜粋)
僕のソロは僕だけじゃ到底完成できるものではなくて、支えてくれるスタッフさんだとかちびっ子Jr.とか、そしてこうやって並んでくれたり後ろでおどってくれたり臨機応変に対応してくれる仲間がいるからだと思います。複雑な気持ちかもしれないメンバーもいると思うんですけど、快く引き受けてくれて僕と一緒にステージをつくってくれて。そんな仲間たちといる時間が、一生懸命で。その時間さえあれば後悔なく生きていけるんじゃないかと気づいて、今回は後悔をテーマにライブをつくりました。
皆さんにも後悔はあるかと思います。これからも後悔することができるかもしれない。でも、隣に誰かがいるだけでとか、誰かを想うだけで、後悔しないぐらい精一杯生きられるように、一緒に生きていけるようになれたらいいなって。
【素晴らしき世界】
これがもう天才。元々大好きな曲で今回こうして大切な場面で歌われたのが嬉しかった。
友を信じる優しい声が遠く遠く君の元へ届きますよう
いくつもの夜の果てに今がある
明日も君が君でいられるための涙に祝福を
最終電車に乗って憂鬱の駅を駆け抜けてこう
君の街まであと少し
僕らは泣いて笑ってそれでも明日を夢見てしまう
ありがとう素晴らしき世界
僕はまだ旅の道中
Everything is gonna be all right
色を加え塗り描いて行く”近い将来”
このリンクしまくる歌詞よ。
泣いて笑って、それでも夢見てしまう明日。1日しか与えられていない風磨くんに明日なんてないのに…
(喜びの歌で)着くな終点って発車寸前に願って。それでも最終電車に乗らなきゃいけなくてさ…君の街まで駆け抜けたらタイムリミットは来てしまう。こんなの切なすぎる。
素晴らしき世界を歌い終えた後撮った写真には風磨くんだけが映っていなくて。
高く舞い上がったその手は、探していた何かを掴めたのだろうか。
消えてしまう直前、友を信じる風磨くんの優しい声がSixTONESの元へ届いたのだろうか。そして友を信じるSixTONESの優しい声が風磨くんの元へ届いたのだろうか。きっと届いてるよね!
こんなに笑ったのはいつぶりだろうか。10年前に止まった時計の針が動き出した気がする。違う日々を生きても、同じ夜を乗り越えて、同じ朝を迎える。何でもない今日は昨日の誰かが夢見た明日だ。今この時は7人で夢見た未来だから。
今の僕らに会ったらあいつなんて言うかな。俺だけかもしれないけどあいつの声を聴いた気がする。1日だけ戻ってきたのかな?…なんてね。
今のこの時間は二度と戻らない。彼も、戻ってこない。だから悔いのないように…
(ジェシーのナレーションまでのBGMが素晴らしき世界…ヤバイ…)
もし叶うなら、あいつらから(俺と過ごした)今日の記憶を消してほしい。後悔のないように、今を生きてほしいから。
''永遠に生きるつもりで夢を抱け、今日死ぬつもりで生きろ''
みんなには過去や後悔に囚われず今を生きてほしい。
1つだけ確認させてほしい、
風 is I
【Oh Yeah!】
もう一度あの日に戻るとしても同じ路選ぶだろう
ぐっとくるんだよな… この1日風磨くんは後悔なく過ごせたんだろうな、って。Oh Yeah!ってアップテンポで元気になれる曲調なのに歌詞だったり音がたまにツンとくる部分も持ち合わせててそれがすごく好き。
風is I?
風磨くんって歌詞をとても大切にしてる印象があって。ストーリーや背景にリンクした歌詞をもつ曲を選ぶから物語にスッと入っていける。それに、先輩や他のアーティストの曲を自分のものにできるから風isI?の物語として成立しているんだなと。風isI?のIは愛だとか風(かぜ)は風磨くん自身だとか。1つのタイトルから様々な解釈ができて、正解がないというか正解がいくつもあるっていうのが面白いなと(ど素人ですけど)感じました。
そして風isI?にSixTONESを選んでくれてありがとう。(北斗くんのお話はまた別でまとめようとおもいます)
ジェシーの「あいつの声を聞いた、気がする」という言葉。
7人と過ごしただいすきな夏が、ここに、たしかにあった。